2013年2月19日火曜日

トヨタ86を見直そう・・・

  トヨタ86というクルマを発表からいままで、やや誤解していたかも?とこの頃になって思うようになりました。トヨタが出すクルマは安易に批判されたりすることが多いですが、よくよく考えると狙いが解ってくることもあって「奥が」深かったりしまいます。この86も競技用車両とは考えられないくらいの売り上げを記録していますが、普段使いのクルマとしてのメリットがいまいち分からなくて、「漫画のせいか?」とも思っていました。デザインも惚れ惚れするとは程遠い「垢抜けない」ものだし、車高は低くて居住性にも問題あるし、そもそも「ドリフトイメージ」だけで年に3万台とか売れるなんて絶対おかしいな、くらいに感じてしまいます。

  このクルマが目指したもの、ターゲットは、トヨタがプリウスとアクアで「がっつり」取っていったニーズには全く当てはまらない層なんじゃないかと思います。東京から100kmも行けばそこには信号もない山道と感動的な景色が広がる場所が至るところ(周り全部)にあります。逆に50km圏内ではアクセルを全開にする区間は高速道路に限られ、ブレーキを踏むたびにハイブリッドはお得感を感じ、ガソリンエンジンはストレスが溜まります。

  トヨタは都会に住んでクルマが要らない生活を送っている人に「86はどうですか?」と提案するみたいなことを言っていましたが、まさにその通りだったですね(いまさら気づきました・・・)。「クルマを楽しむためだけに所有するならハイブリッドではダメだ」なんてトヨタは決して言わないですが、この86を発売することで日本人に無言で訴えている(と思う)!渋滞でのドライブなんて絶対楽しくないし、逆に10km以上の区間をブレーキなしで走れる山道となればハイブリッドは明らかに非効率だということも明らかです。つまり「ハイブリッドはつまらない」なんてトヨタは当然に解っているのです。

  86の特設サイトで作られて、そこで日本の峠の人気投票を行って特集したとき、にわかに「反社会的」だと批判も起こりましたが、ここに隠されたトヨタの秘密のメッセージこそが「ハイブリッドはクソ!」ということです。ちょっと邪推して別の言い方をすると、「某社のハイブリッドスポーツこそが最強のDQN」と主張しているかのようです。トヨタは本当にこの会社が嫌いのようです・・・。

  トヨタはもう一つ「日本の峠に跋扈するアウディTTやポルシェボクスターを退治する」という使命を86に与えているようです。このドイツ車2台は実用性が低いうえに600万円もする!なのにやたらと売れている。なんで売れるかというと、この2台は山岳道路で抜群の走行性能を誇るうえ日本車でこの2台に対抗するクルマが見当たらないからです。そこに世界のトヨタが本気で作ったしかもたったの300万円しかしないスポーツカーを持ってくれば、そりゃ年3万台くらい楽にさばけてしまうのでしょう。86発売と同時にこのドイツ車2台の販売好調という話はあまり聞かなくなりました。トヨタがやることには必ず深い意味があるんだなとまざまざと感じましたね・・・。「漫画」だけで3万台売れるほど甘くはないと言う事だと思います。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

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